別れさせ屋の相場料金には50~100万円と大きく開きがあり、利用する人の状況によって価格が上乗せされます。
価格決定を左右するのは、やはり「最終目的を達成するためにどんな工作(調査)が必要なのか」という点につきます。
予算に不安を感じる人は、別れさせ屋の料金内訳・高くなってしまう理由について知っておきましょう。
別れさせ屋の料金内訳
別れさせ屋の料金設定は、大きく分けると「着手金」「成功報酬」の2項目です。
この合計額が最初に提示され、別れさせ屋依頼中に利用者からの要望が増えた場合は、追加料金が提示されることになります。
着手金・成功報酬にもさらに費用内訳があり、価格を変動させる要素が異なります。
着手金には「人件費・諸経費」が含まれる
着手金とはいわゆる「手付金」ではなく、調査&工作の最低コストという考え方で設定されています。
着手金を決める最も大切な要素は、人件費です。スタッフ1名/1日あたり1万円~2万円に及ぶ稼働費用がかかり、当然ベテランスタッフほど高くなる傾向にあります。
別れさせ屋が行うカウンセリングのなかで「小人数の中堅スタッフだけでも十分対応できる」と判断された場合は、着手金も安く済みます。
一方で依頼人から「必ず精鋭スタッフに任せたい」という希望があった場合や、別れさせ屋の判断で臨機応変な対応が出来るスタッフを投入する場合は、たとえ稼働人数が少なくとも高額になります。
例:
中堅スタッフ(1万円/日)×3人の場合…人件費=3万円/日
中堅スタッフ×2名・ベテランスタッフ(2万円/日)1名の場合…人件費=4万円/日
ベテランスタッフ×3名の場合…人件費=6万円/日
これらに加えて、交通費・工作に必要な小道具や場所代もかかります。例えば高級レストランでターゲットの気を引くのであれば、相応の食事代がかかります。
たまたま同席したように装ってターゲット・工作員カップルのムードを高揚させる「盛り上げ役スタッフ」がいれば、その分の食事代もかかります。肉体関係を使わずあくまでも食事・デートだけで解決するのが「別れさせ屋」のルールなので、このような脇役スタッフの投入もやむを得ない場合があります。
こうしたプランニングは依頼段階で全て行われ、調査&工作費の最低コストである着手金も、その場で算出されます。
成功報酬は「工作のゴール地点」次第
成功報酬は、依頼人の「何のために別れさせるか」という目標によって異なります。
たとえば「息子の恋人が好ましくない人物なので別れさせたい」という母からの依頼なら、比較的安く済むでしょう。別れさせることそのものが目的ですし、対象と依頼人とは母子の関係です。別れさせ工作のあとに関係修復工作をする必要がなく、いま以上に関係が悪化するリスクも低いからです。
一方で、依頼人・対象者の関係を修復しなければならないときは、料金は平均的~高めになりがちです。
代表的なケースとしては「元パートナーの新恋人と別れさせて復縁したい」というものです。依頼人と元パートナーの関係がある程度良好で、復縁工作が不要なら、幾分か料金が安くなります。ところが、元パートナーにブロックされてしまっている場合・現恋人(工作ターゲット)と婚約一歩手前まで進んでいるような深い仲の場合、工作が難航します。
このように、ゴール地点をどうするか・依頼人と対象者との関係がどうなっているのかによって、成功報酬は大きく変わります。
別れさせ屋工作の料金に影響する依頼内容・調査結果とは
別れさせ屋の費用が高くなる要因には様々あり、実際に相談してみるまではやはり分からないのが現状です。
プロによる工作には事前の浮気調査が欠かせませんが、この段階で予想外の事実が見つかって計画変更を余儀なくされる場合もあります。
いずれにしても、工作プランの追加・慎重な対応が求められる状況ならば、費用も当然高くなります。
費用が高くなるパターン①複数の相手と浮気をしている場合
浮気調査の結果、複数の相手と関係をもっている場合があります。
この場合、依頼人の目的を達成しようとすると、一人の相手と別れさせるだけでは足りません。同時並行で全ての関係を清算させるか、あるいは依頼人自身へのアドバイスとカウンセリングが必要です。
滅多にないケースですが、この場合は費用が高くなることは否めません。
費用が高くなるパターン②DV・ストーカーに関する依頼の場合
工作対象が「依頼人との夫婦関係あるいは恋人関係」の場合です。
家庭内暴力やストーカー化の恐れがある場合、接触する工作員にも危険が及ぶ可能性があります。
依頼人と工作員両方の身の安全を守るために慎重な対応が必要となり、費用も相応の設定になることがあります。
費用が高くなるパターン③対象者の行動範囲が狭い場合
別れさせたいカップルのどちらかが活動的でない性格をしていると、調査・工作の両方が難航します。
引きこもりがちだったり、会社にいる時間が長い等の状況です。この場合の別れさせ屋は、住居侵入などの強引な手段をとらないよう、きちんと法律を守りながら効率的に調べられる方法をとります。
人員を増やすだけでなく相応のプランを練る必要が出てくるため、料金が高くなる傾向にあります。
依頼前に料金説明をしっかり受けることが大切
費用の高低に関わらず、この料金で何が達成できるのか・どんなことをするのかをしっかりと聞いておくことが大切です。
現状と工作後の状況を冷静に受け止めることができますし、工作後に待ち受ける「罪悪感」という面に十分なケアができますよ。
悩み心を痛めているのなら、まずは予算面も含めて、包み隠さず状況を打ち明けながら相談してみましょう。